医療事務の面接で聞きたいこと言いたいことや聞かれるかもしれないことを前もって考えて、その場合なんて答えるかなどまとめておくと便利です。
面接ってやっぱり緊張するから、何か聞かれても頭が真っ白になったり、あとで「あっ、言い忘れてた。」ってなったら困ります。
そして面接のときにきちんと話をしておかないと、採用されていざ働き出した時に「面接のときの話とちがう・・・」とトラブルになってしまうかもしれません。
個人医院でよく聞かれる質問も書いています。
求人広告詳細を見て書き出す
面接で言っておきたいことや、聞きたいことをまとめる前に、まず医療事務の求人の詳細はしっかり確認します。
そして勤務時間や休日、給料面などで自分の希望や質問したいことを書き出してみる。
・土曜日は休みたい。
・扶養内で働きたい。
・子どもの学校行事は休みたい。
・子どもが学校を休んだ時急に休めるか?
・残業は毎日できない。
・医療事務の経験がないけど大丈夫かな?
・ブランクがあるけど働けるか。
・ほかのスタッフは何歳ぐらいの人だろう。
・診察時間のどれぐらい前に出勤しなければいけないか。
・年末年始の休みはどれぐらいあるのかな。
・マイカー出勤はできるか?
・交通費っていくらぐらいでるか?
・40代でも採用されるか。
・制服って買わないといけないのかな?
・髪の毛って染めててもいいのかな?
実際に質問しないことでも気になったことを書き出すのがコツです。
週に何日出勤できる?
求人広告には「週2~3日からOK」「週3日~5日程度」「週3日~応相談」などいろんなパターンがあります。
週に〇日ということが書かれていない場合は、医院が診療している曜日はすべてということです。
そして、週3日なら毎週(月)(火)(水)と一定の曜日です。
ぜったいこの曜日でないと働けないというのがあれば、履歴書の本人希望欄に書いておくのがいいです。とくに曜日が決まっていなくても、ある程度この曜日とか、週に何日入れるかあらかじめ決めておくと、面接で「週に何日これますか?」「何曜日がいいですか?」って聞かれたときに迷わなくてもいいです。
ほかに「土曜日は出勤できますか?」と聞かれることもわりとあります。小さい子どもがいてると幼稚園や学校の休みに合わせて土曜日は休みたい人が多いからです。
勤務時間は?残業はあるの?
勤務時間は1日2時間~OKというのはないと思います。
午前なら午前の診察時間、午後なら午後の診察時間、フルなら最初から最後までの勤務になります。
正確には診察時間とその前後の時間もプラスされます。
どういうことかというと
たいていの医院では朝の掃除があります。掃除のほかに診療のための準備もあるし、いろんな雑用もあります。患者さんって玄関が開く前からずら~っと並んでいるということもあるので早めに開けるところもあります。
そして、診療時間が終わったら、ごみを捨てたり掃除をしたりもあるし、必ずしも診療時間中に診療が終わるということはありません。診察終了間際にとびこんでくる患者さんもいてるし、患者さんのひとりひとりの診察に時間がかかっていたり、ものすごく混んでいたりとすぐに帰れないこともあります。
(誰でも仕事が終わったら早く帰りたいから、患者さんが混んで残業になるのはしかたないとして、終わりのごみ捨てや掃除は時間内にすむように早めにしたりとか工夫することが多いです。)
だから診療時間が9時~12時でも、勤務時間が8:45~12:15までのように前後にプラスされることが多いですが、考慮される場合もあります。
自分が何時から何時までなら働けるのか、残業はできるのかなども考えておくのがいいです。
学校行事に休めるか
学校行事がある場合は前もって申し出ると休めるかというのも子育てママさんなら重要なポイントです。
「学校行事考慮」というようなことを書いてくれてる場合は、わかりやすいけど記載がない場合は、履歴書の本人希望欄に書いておくべきです。
面接で学校行事を考慮してほしことについて聞かれたら「子供の学校行事には休ませてほしいのですが他の方が休まれる場合は可能な限り出勤させていただきます。」ということを、つけくわえておくと印象がいいです。
仕事の内容は?
仕事内容も確認してたほうがいい項目です。
医院の医療事務なのでデータ入力だけでなく、受付の仕事、電話対応や会計をしたり、ほかにも診療補助などもする場合もあります。先生が往診や訪問看護をしている場合、車を運転してもらいたいということもあります。
広告のスペースは限られているので、仕事内容など書ききれないことは面接時に説明があったりします。
またパソコンは操作できるかということを聞かれる場合もあります。
レセコンは医院によって機種がちがったりするので、操作は働いてから覚えればいいのですが、パソコンがさわれるということは、レセコンの操作も覚えやすいし、患者さんの住所や病名を入力したり文書を作成したりすることもあるので聞かれることがあります。
個人医院の面接で聞かれるかもしれないこと
医療事務の面接で聞かれるかもしれないことや、私が質問されたときのことなど書いています。病院勤務でなく個人の外来だけの小規模な個人医院やクリニックのパートの場合「志望動機は何ですか?」「当院を選ばれた理由は何ですか?」「自己PRをしてください。」という質問はあまり聞かれません。もし聞かれたときの対策として考えておくがいいですが、もっと個人的なことを聞かれることが多いです。
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通勤時間はどれぐらいですか?
履歴書に通勤時間を書く欄があるものもありますが、通勤時間を聞かれることがあります。「自宅からどれぐらいで来れますか?」「(自転車出勤の場合)雨の日はどうやって出勤しますか?」
午後の勤務は無理ですか?
午前のパート募集なのに「午後は無理ですか?」と聞かれる場合は、午前の募集をしてるんだけど、午後もスタッフがもうひとりほしいとか、急に午後の人がやめることになったとか、午後の人が休む時のピンチヒッターとして出勤できないかなどで、一応聞いておきたいなどが考えられます。
残業はできますか?
残業は、患者さんの混み具合などで診療時間より終わるのが遅くなることもあるけど、そういう場合は残業できますかということですね。
土曜日の出勤は可能ですか?
土曜日は子どもの学校の休みに合わせて休みたい人も多いです。土曜日は出勤したくないというスタッフもいてるので、土曜日も出勤できる人がいれば土曜日は休めますからね。
私は、以前土曜日出勤を聞かれて「土曜日も出勤できます」と言いました。そして採用されて初出勤の時「彼女は土曜日も出勤してくれるからね」と先生からみんなに紹介されました。
やはり土曜日を休みたいというスタッフがいて、私が入ったことで土曜日を休みにしてもらっていました。
いつから出勤できますか?
(採用されたら)いつから出勤できますか?ということも聞かれることもあります。「採用された翌日から」「来月から」とか自分の状況で答えます。採用の連絡がいつくるかわからない場合は、たとえば連絡が来そうな頃に学校行事があったり用事があれば「すぐに働きたいですが〇日は出勤できません。」とか「〇日のほかならいつからでも大丈夫です。」と言っておいたほうが、採用されて「来週の月曜日から来てください。」と言われてから、いきなり「その日は出勤できません。」と言いにくいですよね。
どこの面接でも聞かれるわけではないけど、医院の状況によっては勤務日時に関して求人に書かれていないことを聞かれて「えっ!!!」と思うこともあります。
子どもが熱を出した時に預かってくれる人はいてますか?
小さい子どもがいてる場合に、「子どもが熱を出した時に預かってくれる人はいてますか?」「子どもが学校を休んだ場合はどうされますか?」など聞く先生もいてます。
そういう子どものことは、面接で質問されるという以前に、働こうと思ったときに考えておかないといけないことですが。
「ご主人の転勤などないですか?」と聞かれたこともあります。
これは、長く働いてもらいたいからです。
「家族は働くことに賛成してくてますか?」
これも採用されたのに「やっぱり働けません。」となったら医院が困るからです。
子どもなど家族のことを面接で聞くのは女医さんが多いような気がします。女性目線からの質問だからか、友だち(夕方までの勤務)も女医さんに面接されたとき、「残業で帰りが遅くなったら子どもさんの晩ごはんは・・・」というようなことを言われたそうです。
子育ての経験がある女医さんは家庭のことを気にかけてくれてたりもするようです。
=追記(2021年6月)=
数カ月前に転職して面接を受けたときに「介護が必要な家族がいてるか」ということを聞かれました。やはりこれも急な休みはしかたないとしても、急に「親の介護が必要なので辞めます」とならないためだと思います。
最新の面接で聞かれたことはこちらの記事に書いています。
[keni-linkcard url=”https://part-sigoto.com/1047.html”]
面接で自分の希望ばかり言っていいの?
「週に3回でお願いします。」「土曜日は出勤できません。」「残業はできません。」など求人広告に『応相談』とあるけど、自分の希望ばかり言うと不採用になってしまうのではないかと不安になると思います。
でも時間や曜日は応相談となっていて自分の希望があれば伝えるべきだと思います。
仮に求人に応募したのが3人で、ほぼ同じ条件で、そのうち一人だけが「土曜日の出勤は可能です。残業はできます。」となった場合、その人が採用される可能性はすごく高くなります。
でも毎日残業があっては子どものお迎えができないのに「残業はできます。」と言ったり、土曜日も毎週出勤できないのに「土曜日出勤できます。」と言って土曜日を急に休んだりすると、他のスタッフに迷惑がかかるしあまりよく思われません。
自分の環境に無理がないように希望するのは大切だと思います。
私が面接で希望を伝えること
私の場合は、医院の午前診は昼ぐらいで終わるので残業があったとしても、子どもが幼稚園や学校から帰るまでには、家に帰れるのであまり時間や曜日も気にしていませんでした。
土曜日は主人が会社が休みだし、医院は日曜日や祝日は必ず休診なので、土曜日は出勤していました。
だから希望の曜日を言うときは、「毎日出勤できますが、子どもの学校行事があるときは前もって言いますので休ませてほしいです。」と伝えていました。
運動会や親子遠足や生活発表会やお誕生日会など特に幼稚園での学校行事は多かったけど、どうしても参加したかったので、この部分ははずせませんでしたから、それで不採用になったとしてもかまわないと思っていました。
医療事務のパートって小さい子どもさんがいてるママや、もう大きくなったけど子どもさんがいてるママも多く、幸い、学校行事で休むことは「おたがいさま」という感じで今まで全部参加できています。
出勤するのが無理なのに無理と言ってしまえば不採用になってしまうかな?と考えて「大丈夫です。いけます」と言ってしまいそうでうが、自分がぜったいこの曜日しか出勤できないというのならそこは流されないで、特に「週3日~応相談とか2~3日でも可」など、求人広告に書いてあるのならきちっと希望は伝えたほうがいいです。
履歴書の趣味特技欄
履歴書には趣味や特技を書く欄がありますね。
その部分で採用不採用が決まるわけでないし、趣味特技を記入しててもそこはスルーする先生もいます。でも先生によってはそこから会話につなげていくということもあります。もしかしたら趣味が自分が同じとか興味があるものかもしれないけど、リラックスして会話して人柄をみたりしているということもあります。
受付は接客業ともいえる部分もあるので、人柄も考慮されます。
ちなみに趣味特技欄は「特にないからなんでもいいか」と適当なことを書いていると、いざ質問されたときに困るので、ある程度会話できるようなものを書いておいた方が無難です。
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