医療機関で働いている職種のかたは様々な資格を持っている方が多いです。
医師・看護師さんは国家資格を持っておられます。
大きな病院になるほど医師や看護師以外にも薬剤師・助産師・理学療法士・診療放射線技師、、、などなど
国家資格というものを持っておられる職種の人が多くなります。
医療事務の資格というのは資格といっても、公的なものではなく
各団体などが実施している検定試験に合格すれば認定されるというものです。
だから国家資格とはくらべようにもなりません。
だからでしょうか、大きな病院では医療事務員は他のスタッフ(有国家資格者)より立場が弱いとか軽視されるという話を何度か聞いたことがあります。
個人医院での医療事務の地位って?
医療事務員もスタッフのひとり、医療事務員がいなければ成り立たない部分もある重要な仕事です。
でも大きい病院での話を聞くとそんなものかなぁと思ったりもします。
大きい病院の場合は総合受付の場合なら他の有国家資格者の方々との接点はあまりないと思いますが。
さて個人医院ですが決してそうではありません。
医師、看護師、医療事務員と仕事は違うけどスタッフの一人、職場の仲間という感じです。
先生の自宅と医院が併設しているような医院ではアットホームなところも多いです。
もちろん、仲がいいというばかりではありません。
たくさんスタッフがいる場合は、スタッフ同士の派閥があったり、人間なので好き嫌いや、合う合わないもありますから。
でもそれは、資格で優位にいるとか下に見ているというのではありません。
院内の掃除でも看護師さんも医療事務スタッフも平等にしますし、
看護師さんやドクターも医療事務スタッフに頼っている部分もあります。
国家資格かそうでないかの待遇の差は、当たり前だけど給与面ぐらいです。
患者さんには区別がつかないことも
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今まで患者さんからは、「事務員さん」とよばれたことはたぶんないです。
それよりは、「看護師さん」とよばれることの方がよくあることです。
シャツ・ベスト・スカートとおそろいの事務服が制服というところもありますが、個人の医院って白衣ナース服でそろえている、受付も看護師もみんな同じデザインの白衣(カラーもあり)を着るところも多いです。ワンピース型、ツーピース型、上だけとか。
だから見た目だけでは受付なのか事務なのか看護師なのか区別がつきません。
もっとも、個人医院では患者さんはドクター以外、看護士さんを含めスタッフのことを個人名で「○○さん」と呼ぶことが多いです。名札をつけてるわけでもないのにいつの間に覚えられているのやら。これも地域密着型の町医者だからでしょうか?大病院なんかとくらべて親近感を持ってくれているのだと思いますけど。
医療事務って個人医院には必要なんです!
個人医院では医療事務って重要なポジションなんですよ。
特に患者さんにとって。
患者さんってお医者さんや看護師さんに直接言いにくいことなんかをわたしたち事務員に言ったりします。
そして、症状なんかお医者さんの前では緊張して言えなかったり、言い忘れてしまったりする人もいてるから、先に聞いておけたら、それを先生に伝えてあげたりできます。
そして、小規模な個人医院って看護師1人、受付1人っていうことも不思議ではありません。
もしどちらかが休むことになって休まれたら困るのは医療事務です。
看護師さんの代わりに注射などは先生ができますが、コンピュータ入力や処方箋発行などはできません。
(こういう場合、医療事務って休めないの?ってちょっと不安になったかもしれないけど、受付が1人の医院では先生の家族の方で代われる人がいてるはずです。)
・・・というように、医療事務員って医院にとっても患者さんにとってもなくてはならないんです。
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