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個人医院の医療事務の転職に必要なのは適応力

医療事務員
医療事務として働くのメリットに「医療事務の資格をとると全国どこに行っても働けます。」ということがよく言われます。本当に全国どの医院でも同じなのでしょうか?

目次

医療事務員の転職には適応力が必要

全国のどの医院に転職しても就職(パート含む)しても働けます。
なぜなら、医療機関の収入減になる診療報酬、これを計算して患者さんの負担分を窓口でもらい、残りを支払機関に請求するんですが、計算の元になる診療報酬点数表は国で決まっており全国統一されているからです。

外来と入院でや医療機関の規模の大きさ、ベッド数などで点数や計算方法もちがってきますが、入院なしの個人医院では算定方法や点数は同じです。
だから基本がわかっていれば、ほかの医院に転職しても医療事務の資格をとって他府県で働くことになっても応用がきくから、医療事務の資格や経験があれば、結婚やご主人の転勤で他府県へ引っ越しても医療事務として働きやすいんですね。

基本ができているので必要なものはその医院への適応力です。
早く適応できると仕事もスムーズになります。

適応力が必要なのはこんな時

医療事務の仕事
①診療科目での仕事のちがいになれる。
②医院の仕事のルールになれる
③先生や看護師さんや他の事務員との関係をよくする
④患者さんのことを知る

診療科目での仕事のちがいになれる

個人医院でも内科・小児科・整形外科・眼科・耳鼻いんこう科・皮膚科などいろいろあります。
医療事務の資格をとるときの勉強は、全科を勉強しますが、全科を一通り勉強しても、一定の科で働いていたらその知識がついていき他の科の知識は不要になってきます。
内科の医療事務をしてるなら眼科や耳鼻科のことは覚えなくていいので未知の科になります。

内科での検査や薬や症状などがよくわかっていても、目の検査や耳鼻科の処置のことなどわかりません。
(特別な資格なしでできる範囲の)先生の手伝いや補助などがあることもあるので、仕事内容が全然違います。
初診料、再診料、処方箋料など基本は同じなので、今までとはちがう診療科目に転職するなら、その科の専門的な処置や検査や傷病名など勉強することが必要です。

また整形外科は交通事故や勤務中のケガでの患者さんも来るので、健康保険ではなく自賠責保険や労災を使っての診療となったりします。請求の方法も健康保険での請求方法と異なります。

医院の仕事のルールになれる

医院の仕事のルールというかやり方とかです。
医療事務に直接関係のない細かなことも医院によってちがいます。
今まで使っていた道具や機械がちがったら新たに使い方を覚えないといけません。それは、レセコンの機種がちがうというだけでなく、洗濯機や掃除機やエアコンやコピー機の機種もちがったりします。

受付窓口


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医療事務の仕事の方でいうと○○の置き方、○○の並べ方、○○の出し方などのちがいもあります。
どういうことかというと
診察券
来院したら診察券は診察券ボックスに入れてもらう、診察券は出さないで順番表に記名してもらう、番号札を渡すなどのちがい。
ほかにも診察ではなく薬だけもらう人、注射をする人、処置だけの人は診察券は別に並べたりするといこともあります。
患者さんを呼ぶのは医療事務員(受付)だけでなく、看護師さんのところや先生が診察室からマイクで呼ぶという場合もあります。

カルテ
カルテは一人ずつファイルに入れてあるところもあるし、カルテ棚での並べ方でも「あいうえお順」「保険別」「カルテ番号順」などさまざまです。
そして先生にカルテを渡す時も、先生のデスクの左横に置くとか、受付の部屋と診察室の間の部分に置いていくとかいろいろあります。
入力し終わったカルテはカルテ棚に戻すとこもあれば、診療終了後に漏れや間違いがないか再度チェックしてから戻すところもあります。

会計
領収書と明細書の様式がちがったり一体化だったり、お金の出し入れはレジスターだったり、手提げ金庫だったり、ただの箱だったりとか。窓口収入分の氏名と金額を書く日計表も様式や書き方もちがいます。

医療事務のいちばんメインのレセコン入力はキーボードの配列や入力するコードが違うぐらいで、保険診療の基本は同じです。レセコンが使ったことのある機種ならだいたいコードも同じことが多いので覚えやすいです。
でも入力するコードってキーの上に書いてたり、コード全部を印刷して置いてあるので全部覚えれるかな?と不安にならなくても大丈夫です。

先生や看護師さんや他の事務員との関係

医療事務仕事
これ大事です。先生やスタッフの人たちとの関係が良好でないと仕事はしにくいです。
職場の人とあまり関わりたくないとか苦手とかあっても、チームワークが大切なので新しい職場の人たちとも仲良くなれるようにしたいものです。

患者さんのことを知る

医療事務員、受付は患者さんとのかかわりも多くなってきます。毎日顔を合わせて話をしたりするうちに、その患者さんの性格などもわかってくるので、その患者さんに合った対応をしてあげるのも大事です。まずは患者さんの名前を覚えたいですね。

適応力が高いと転職が成功する

医療事務の実務経験が長くても転職するとその医療機関での新しいルールを覚えないといけないので初めは医療事務未経験の人たちと同じような場合もあります。
そして、他の医院でのルールが頭に残っているので混同してまちがいやすいということがあります。

たまに未経験の人を積極的に採用する先生がおられますが、未経験なら何の知識もなくその医院で教えてもらうことを覚えていけばいいからかな?と思います。

医療事務の資格や医療事務の実務経験があるのは、やはり強みであるから、今までとは違う診療科に転職した場合でも、同じ内科から内科に転職した場合でも、早く新しい職場の環境に適応するのが転職を成功させる秘訣です。


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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 医療事務員の仕事について調べていてこのブログにたどりつきました。
    今まさに、調剤事務から医療事務へ転職して悩んでいます…。
    50歳を前にまた新しい事へ挑戦したいと思い医療事務で働き始めましたが、なかなか医院での仕事に慣れず注意される毎日。
    はやく仕事を覚えたいという意欲はありますが空回りしている状態です…。
    この業界に向いていないのなら、早めに見切りをつけようか悩んでいます。
    何かアドバイスいただけたら嬉しいです。

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