60代で転職した私がいちばん苦戦したのが電子カルテです。(今も苦戦中ですが(笑))
新しい仕事を決めるまでは、電子カルテなんて一生さわることなんてないんだろうとさえ思っていました。
でも最近では電子カルテを導入していってる医院も増えています。
これからも医療事務を続けたいなら、電子カルテに慣れておくべきだ。
そう考えて自分を励ましています。
今回は、紙カルテしか経験のなかった私が、初めて電子カルテを使って苦労したことや、覚えるためにしていることを書いています。
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医療事務経験者でも電子カルテは難しい?
「難しいです!!!」これは生まれてはじめて電子カルテを使った私の感想。
医療事務歴が長いから電子カルテも使いこなせる。なんて思わないでほしい。
医療事務の知識があることと、電子カルテを操作できることは別。
入力うんぬんの前に、どこに何の情報があるのかわからない。
電子カルテを使うメリットとして業務効率が上がるということがあげられるけど、私の場合時間もかかって効率が悪い気がする。
電子カルテ自体はきっと難しくはないんだけど、操作に慣れていない+テンパる=難しいと思ってしまうのかも。
紙カルテに慣れていた私が電子カルテで戸惑ったこと

電子カルテからはじめた人にとってはなんともないんでしょうが、紙カルテを25年以上もさわっていると、電子カルテのなんと不便なことか。
紙カルテなら、カルテ棚から取り出して先生のデスクに置く。
先生に伝えたいことがあれば、付箋に書いてカルテに貼っておく。
診察後に戻ってきたカルテをチェックしながら、レセコンに入力していく。
知りたい情報があれば、カルテをペラペラめくって探せばいい。
前回と同じ処方なら「前回do」と書いてあるので、すぐにわかります。
ところが電子カルテでは、前回と同じ処方でも薬の名前がずらずらと表示されるので、最初はかえってわかりにくく感じました。
それに、知りたい情報がどの画面にあるのかもわからない。
紙カルテならすぐに確認できたことが、使い慣れていない私は電子カルテではどこを見たらいいのかと戸惑います。
そして例えば今日は来院していない『田中さん』のカルテを確認したいとき、紙カルテならカルテ棚の「た行」を探せばいいけど、電子カルテなら名前やID番号を入力して検索し、呼び出さないといけない。
なんなら、まず電子カルテを立ち上げることからはじめないといけないときもある。
紙カルテに慣れきっていた私には、そんな一つひとつの操作さ「なんか時間がかかるなぁ」と思うことが多かったです。
もちろん、先生のクセのある字を解読したり、行方不明になったカルテを探したり、紙をめくる指先が乾燥したり、そんな苦労はなくなります。
それでも最初は「やっぱり紙カルテの方が便利だな」と思いました。
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電子カルテって、なるほど効率的!
紙カルテの方が便利だと思っていた私も、電子カルテをさわっていくうちに「なるほど、これは効率的だな」と思うことも出てきました。
まず、カルテを探さなくていいところは大きいです。
紙カルテって、たまに行方不明になったり、数年ぶりに来院した患者さんのカルテは別の場所にしまってあったりするんですよね。
電子カルテなら、そんなカルテを探す手間がありません。
それから、先生や看護師さんとの連携を見ていても、なんだかスムーズに仕事が進んでいるように感じます。
具体的に何がどう効率的なのか、まだうまく説明できないんですけどね(笑)。
最初は不便だと思っていた電子カルテも、少しずつ便利に感じるようになってきました。
それって、私が少し慣れてきたからなのかな?
電子カルテを覚えるために私がしていること

①電子カルテマップを作る。
仕事を覚えるのにメモをとって自分でノートにまとめている人は多いと思います。
私も新しい職場に入るたびに、そうしています。
そして今回は、電子カルテの操作を覚えるために、自分だけの「電子カルテマップ」を作っています。
最初は電子カルテの画面を自分でノートに書いていたんですが、「スクショして印刷した方がいいよ」と教えてもらいました。
ちょうど練習用の架空の人物の画面があるので、必要なところをスクショしてプリントしました。
「これをするときはここをクリックする」「この情報はここにある」と書き込んで、ノートに貼っています。
電子カルテのどこに何があるのか、まだ頭の中で整理できていないので、自分がわかるように地図を作っている感じです。
②タイピング練習をする
他のスタッフは驚くほどタイピングが速い。
文字入力のスピードばかりが求められるわけではないけど、やっぱり文字はなるべく早く、正確に打てるようにしたい。
特に正確さは大切です。入力ミスをすると、またやり直しになるので時間のロスになってしまう。
そこで私は、無料でできるタイピング練習として有名な「寿司打」の、一番お手軽な3,000円コースで練習しています。
寿司打って、「ん」を打つときに「n」の場合と「nn」の場合があるんですよね。
だから、ある程度画面を見ながら打つ練習にもなります。
私はタッチタイピングが苦手なので、これも練習中です(笑)。
③今日できたことをノートに書く
「今日はミスなしに入力できた」
「◯◯を迷わず表示できた」
「◯◯のやり方を覚えた。」
「患者さんの名前を3人覚えた」
そんなささいなことでもいいので、今日できたことをノートにひとこと書いています。
電子カルテに関係ないことでもOK。
なぜこんなことをしているかというと、自信につなげたいからです。
できないことばかり気にしていると、いつまでも「私には難しい」という気持ちが消えません。
でも、昨日できなかったことが今日できるようになったなら、それはちゃんと進歩しているということ。
なぜこれをしているかというと自信につながるからです。
自信がないとミスにもつながるし、いつまでも苦手意識を持ったままになります。
こういう小さな成功体験を積み重ねて、「自分にもできる」と思える気持ちを育てています。
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電子カルテから逃げ出したくなった日
電子カルテでの会計処理に時間がかかり、患者さんも多くて、正直、逃げ出したくなったこともあります。
電子カルテでひとりで会計処理をしたのは、まだ2回。
慣れていないうえに患者さんも多くて、すごく焦ってしまいました。
おもわず「私ふつうに電子カルテできるようになるときくるのかなぁ」と言ってしまった。
すると他のスタッフが「◯◯さんなら絶対できる」とはげましてくれました。
でも、周りのスピードについていけなくて、ちょっと凹み気味でした。
もし午前に働いている医院に新人さんが入ってきて、同じことを言われたら、私だって「絶対できるようになるよ」と言うと思います。
なんかスピードにもついていけなくてちょっと凹み気味でした。
もし私が午前に働いてるところに新人が入って同じようなことを言われたら「ぜったいできるようになるよ」って言うと思う。
だって、私が今の午前の医院に入った当初もそうだったから。
だから、「午後の医院の電子カルテだって、慣れればできるはず!!」
頭ではそうわかっているんです。
それでも、仕事についていけない自分に「この先ここでやっていけるんだろうか」「迷惑かけてないかな」「このままでクビになったりしないかな」と不安になってしまいます。
でも、考えてみれば、仕事に慣れている午前の医院だって、ものすごく忙しい日は「もういや!」と逃げ出したくなることがあります(笑)。
だから、電子カルテができないことだけが原因ではなく、忙しさに焦っていた部分もあったのかもしれません。
「ご期待に添えなく申し訳ありません」
また、こんなこともありました。
初出勤の日、制服に着替えて、これからスタッフのみなさんに紹介してもらうというときでした。
案内してくれた方から「いい人が入ってきたって、みんな喜んでるんですよ」と言われたんです。
とてもうれしかったのを覚えています。
でも、実際に働き始めると電子カルテの操作が思うようにできません。
医療事務歴25年以上ということで、ある程度は即戦力として期待されていたのかもしれません。
それなのに、何度も教えてもらったり、周りのスタッフに助けてもらったり。
そんなとき、ふと思ってしまったんです。
「あんなに歓迎してもらったのに、期待外れだと思われていないかな」
「経験が長いだけで、仕事ができない人だと思われていないかな」
もちろん、誰かにそんなことを言われたわけではありません。
でも、歓迎してもらえたことがうれしかった分、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
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仕事ができないんじゃない。まだ慣れていないだけ
50代後半で転職したときも、最初は何をしたらいいかわからなかった。
それが今では午前の医院で事務リーダーになっている。
だから
電子カルテができない=仕事ができない
ではなく、
電子カルテができない=まだ慣れていないだけ
そう考えて、焦りながらでも少しずつ覚えていきたいと思っています。
これは電子カルテだけではなく、他のことにも言えると思います。
新しい職場に入ると、今まで働いていた医院とはやり方が違うことがたくさんあります。
だから、仕事ができないのではなく、まだその職場の仕事に慣れていないだけ。
医療事務歴が長ければ長いほど、できない自分に落ち込んでしまうけど、慣れればきっとできるようになるはず
「これは今の自分にも言ってあげよう!」
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